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人気タレントが曜日代わりでパーソナリティーを務めるTBSラジオの人気番組「JUNK」。こちらの番組の2009年の年賀状および、宣伝用イラストをTBS DigiCon6アワードの最終ノミネート者が担当した。
TBS DigiCon6アワード会場で来場者に配布されるプレミアムDVDに収録された最終ノミネート作品、「RUN RA RUN」がJUNKプロデューサーの目に留まり今回の発注に至った。
年賀状デザインということもあり、制作期間が非常に短かったにもかかわらず、パーソナリティーの個性をよく引き出したすばらしい作品に仕上がった。
そして、このイラストはゲッサン(月刊少年サンデー)9月号の裏表紙にJUNKの宣伝広告が打たれた際、全面的に採用され全国の多くの読者の目に留まる作品となった。
現在、芸大の大学院で手描きイラストを中心とした作品制作を行っている田中氏。2008年11月22日にアワード授賞式が行われたその数週間後、突然の事務局からのデザイン発注に戸惑いはなかったのだろうか。
「ちょっとよくわからなかったです。(笑)急なお話だったので、お話自体はわかるのですが・・・なんで私なんだろう?という感じでした。受賞したわけでもなかったので、本当に私なんかでよいのかな?できるのかな?って思いました。
イラストの設定が“正月からラーメン屋さんに集うやつら”というイメージを聞いていたので、自分自身のテイストがかわいらしいものだったのでそれがマッチするかどうかが心配でした。
あと、正直、似顔絵は不得意なほうだと思います。友達とかと遊びで顔を描きあったりはするのですが、ちゃんと描いたことはなかったんです。今回の中では、伊集院さん、柴田さん、蛍原さんは描きやすいほうでした。一番、描き直したのが、宮迫さんでしたね。蛍原さんはすごく似ているかなと思います。」
田中氏の作品は手描きの絵メインということだが、複数タレントが登場することもあり、配置などはどのように決定し作品制作を進めていったのだろうか。
「手描きで描いたものを取り込んで着色しました。一人ひとりばらばらで制作しました。最初にレイアウトを考えて、それでOKをもらったあと、一人ひとりの似顔絵作成に入りました。それぞれの人物を取り込んだ上で最終的に合成して仕上げました。
レイアウトは、(葉書の)横位置でも考えてみました。全員がカウンターに並んでいるのも考えてみたんですが、絵がずいぶん平坦だなって思ったのでやめました。それでも、すんなりは決まったかと思います。やはり、絵の奥行き感を出したいということもあり、今回のレイアウトになりました。
制作した際に気にしたのは色ですね。ラーメン屋に集うおじさんくさい人たちを想像してみたのですが、やっぱりお正月なので華やかさも必要かと思いました。それで赤とか黄色とか明るい色をいれて渋い雰囲気にならないように気をつけました。あと、お正月だし・・・と思い、蛍原さんの頭に鏡餅をのっけてみました。」
自分が手がけたデザインが全国販売されているゲッサン(月刊サンデー)の裏表紙の広告に大々的に採用されたことはとても感慨深いものがあったのではないだろうか。
「採用されると聞いたときは、すっごいビックリしました。正直、雑誌の中のページにちょこっと載るぐらいかなと思っていたので、裏表紙にこんな大きくのっていたので本当にうれしかったですね。
普通に周りの友人にこれだよって言っちゃいました。コンビニとかいったときも置いたあるのをみてつい言っちゃいました。人前にこんな形で作品が出るのは初めての経験で本当にビックリしました。」
絵やキャラクターのデザインなどを行う際に田中氏が気をつけていることやこだわっているポイントはどこなのだろうか。
「キャラクターを描くのが好きですね。今回の人の絵を描いてほしいというのはすごく自分としてはやりやすいほうでした。あとは、動きですね。たいした動きをしているわけではないのですが、一個一個の動きに気をつけて絵を描いています。絵が動いているように見えるように考えますね。例えば、何かの最中の絵という感じで表現したいと思っています。
今は修了制作にあたっていて、前回と同じように手描きのアニメーションです。今回はコミカルなものを考えていて、2月の仕上げを目指してがんばっています。出来上がったら、ぜひ次回のデジコンには出したいなって思います。」
(了)
アワードに応募した“RUN RA RUN”は卒業制作として作ったものとのことでした。この作品にも、田中氏のものづくりのキーポイントとなる、動きのある絵が存分に描かれていています。TBS DigiCon6アワードに応募したきっかけが、「受賞作品が紹介されているページで、先輩の作品がいくつか受賞しているのを見て身近に感じたこと」ということもあり、長くアワードを続けていた冥利に尽きるなと感じました。毎年多くの作品を送っているクリエイターの後輩たちが先輩の背中を見て自分も挑戦してみようと思ってくれている。このクリエイターの連鎖こそがTBS DigiCon6全体を支えているパワーだと思います。







